ノズル詰まりや印刷不良は、インクの均一性、インクの保管環境、洗浄管理と関係があります。この記事では、Prism Technologyの試験データと製品情報をもとに、インクとノズルを管理する基本をまとめました。
均一なインクがノズルを守ります
Prism Technologyの吐出試験では、均一なインクは吐出速度が安定し、ノズルの汚れや詰まりが少なく、連続印刷でも性能を保ちました。一方、不均一なインクは吐出速度が不安定で、ノズルの汚れや詰まりが多発し、連続印刷中に印刷できなくなりました。
| 均一なインク | 不均一なインク |
|---|---|
| ノズル汚れが少ない | ノズル汚れが多い |
| ノズル詰まりが少ない | ノズル詰まりが多発 |
| 連続印刷でも安定した性能 | 連続印刷で印刷不能 |
粒子が小さく分布が狭いインクほど、ノズル詰まりは少なくなります。PRISM顔料インクの平均粒子径は91.7nm(分布度0.252)です。
光と蒸発を防いで保管しましょう
インクは光と蒸発の影響を受けます。光は色素を破壊し、蒸発はインクの物理・化学的性質を変えます。特に連続供給システム(CISS)のように、インクが装置の中に長くとどまる場合は、この二つを減らすことが大切です。

使わないインクはキャップを閉めて密封し、直射日光を避けて保存温度(-15℃〜60℃)の範囲で保管してください。Prism Technologyのデータによる保存期間は次のとおりです。
| 条件 | 期間 |
|---|---|
| 常温(密封状態) | 2年 |
| 常温(開封状態) | 1〜3か月 |
| 連続供給システム内 | 3〜6か月 |
乾いたインクにはノズル洗浄液を
Prism Technologyのノズル洗浄液は、乾いたインクを溶かしノズルを回復させる洗浄液で、顔料・染料インクとほとんどのプリンターに使えます。用途に応じて次の製品があります。
- PO-602 S-Cleaning — 強力なノズル洗浄(Epson・Brotherなど)
- PO-603 E-Cleaning — 乳化洗浄(すべてのノズル・カートリッジ)
- PO-604 BT-Cleaning — テキスタイルプリンター用(Brother・Epsonテキスタイルプリンター)
- PO-605 BTP-Cleaning — 顔料・染料の洗浄と乳化(すべてのノズル・カートリッジ)
- WR-536 — エコソルベントプリンターのノズル用(JV3・JV33・SS2・SS21互換)
使い方は製品によって異なる場合がありますので、資料室の製品案内をご確認いただくか、お問い合わせください。
純正インクと混ぜて使えますか
Prism Technologyの研究開発データによると、高品質な原料と独自のナノ分散技術で作ったPRISMのブラック(染料・顔料)・カラー(染料・顔料)インクは、純正顔料インクと混ざってもスムーズなインクの流れとノズル安定性を示しました。
よくある質問
Q. ノズル洗浄液はどのプリンターに使えますか?
顔料・染料インクとほとんどのプリンターに使えます。テキスタイルプリンター用(PO-604)、エコソルベントプリンター用(WR-536)など用途別の製品もあります。
Q. 連続供給システム内のインクはどのくらい使えますか?
Prism Technologyのデータでは、連続供給システム内で3〜6か月です。
Q. インクは何度で保管すればよいですか?
-15℃〜60℃で、キャップを閉めて直射日光と蒸発を避けて保管してください。常温・密封状態で2年間保存できます。
